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『 見学会 in ながい・いいで・しらたか 』

11月4日、紅葉が美しい季節、西置賜を巡る見ごたえたっぷりの見学会が開催されました。

この度は福島インテリアコーディネーター倶楽部様からも2名のご参加をいただきました。

先ずは、昨年3月31日完成した長井市役所と長井駅舎とを併せた複合施設。 地元素材をふんだんに活用した手法にきめ細かいこだわりを感じました。職員の方より議場など隅々までご案内いただき、貴重な体験をさせていただきました。



隣接して建築中の複合施設『くるんと』についても 、工事担当者様より繭型の建物の特徴やPPPにより建設されることになった経緯もご説明いただきました。図書館と屋内遊戯施設を兼ねた魅力ある施設で、今後のこの一帯のにぎわいが楽しみです。



次の飯豊町では田園散居集落を高台の展望台まで石段を登り見学。冬の風や雪を防ぐ屋敷林で構える民家が点在する風景に、人の営みがもたらす美しさを実感いたしました。


お昼には同町のオープンガーデンへ。地元企業会長様ご夫妻が趣味で庭づくりを楽しまれ、バラを中心に作り上げたとのこと。脇にはコテージ風の施設が2軒あり、おしゃれなイタリア製のピザ窯小屋と休憩棟になっていて、当クラブの加藤副会長が設計を手掛けられたもの。

ここで、ご夫妻の手ほどきでピザづくりを体験させていただきました。奥様がご用意下さった季節のごちそうや会長お手製の絶品チーズケーキにもみんなで感激しました!

ご夫妻の愛で溢れる温かな空間で、庭を見ながらゆったりとした時間を過ごすことができました。ありがとうございました。








再び戻った長井にて向かったのは、旧長井小学校第一校舎。昭和8年建築の木造2階建て校舎。鮮やかな赤い外壁や長い廊下がそのままの形で残る歴史的建造物。世代を超えた思い出が染み込んだ風格ある建物でした。



最後には、こちらも行政施設である白鷹町役場庁舎。長井市同様、複合施設となっており、こちらは町立図書館と中央公民館との複合。

町産杉材を多く取り入れ、穏やかな色合いでデザインされた優しい手触り感が印象的な建物でした。暖房設備には町産材を燃料としたバイオマスボイラーを採用。「白鷹町まちづくり複合施設」として総理大臣賞を受賞したそうです。



どちらの施設も将来に備え、地域課題に丁寧な攻めの姿勢で取り組まれていると感じました。

地元のお力でいろいろとご配慮下さった加藤副会長。細やかに企画を進めて下さった情報委員会さん。内容の濃い素晴らしい見学会をありがとうございました。