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●職人を訪ねて〜in 左官〜

平成23年7月6日(水)原田左官工業所の社長とご子息で京都の修業から戻られたばかりの正志氏よりお話を伺いました。
まずは京都の社寺や茶室の写真を見せていただきながら「土壁」について教えていただきました。土の色や調合する砂・藁スサによっていろいろな表情を創り出すことができ、調湿効果もある最も身近な左官の材料との事です。

次に「漆喰」についてお話いただきました。消石灰に麻スサ・海藻で作ったのりを混ぜて練った物が漆喰で、民家に見られる白い壁で知られていますが、べんがら(赤土)や黄土を混ぜた色漆喰・パラリ仕上も紹介していただきました。
今までに施工した写真や塗り壁のフレームも見せて頂き、その美しい色と表情にとても感動しました。

効率化が進み既製品が使われる現代の「壁」は、どこへ行っても同じ表情で無機質な感じがします。
原田さんの作り出す「壁」はそれぞれが独自の顔を持っています。
歴史ある建物から壁の意匠を学び、長年の経験から得た材料の配合方法や技、その蓄積の中から選び創り出された「壁」は世界にたった一つのオリジナルの作品になります。

〜今までに無いモノに挑戦することで、良い作品が生まれる〜
と、目を輝かせながら話をする職人魂に圧倒されました。
同じモノが溢れる世の中、真のオリジナルを求め自分だけの「壁」を創り、手に入れてみたい…と強く感じながら講習会が終了しました。
大変貴重なお話をいただきましてありがとうございました。
Post Yuko.Oka